シンガポールからマレーシアへ(国境を越えて)

シンガポールから国境を越えてマレーシアの首都クアラルンプールへ向かいます。この旅で初めて目に見える国境越えをします。クアラルンプールのペトロナスツインタワーを見学してからクアラルンプール国際空港(KLIA)へ着陸します。

国境を超える

　今日はシンガポールからマレーシアの首都クアラルンプールへ向かいます。今までいくつかの国を訪れましたが、全て海を超えての国境越えでした。目に見える国境を超えるのは今回が初めてです。
シンガポールとマレーシアの国境は2つあり、どちらも橋がかかっています。今回は昔からあるジョホール水道を渡って国境を越えます。シンガポールは小さな島なのでチャンギ空港を離陸するとすぐに国境です。

ジョホール・バルの歓喜

　無事に国境を越えました。マレーシア側の国境の町、ジョホール・バルです。サッカー好きである程度の年代以上の人なら「ジョホールバル」と聞いてピンとくると思います。そう、サッカー日本代表が初めてFIFAワールドカップへの出場を決めた、いわゆる「ジョホール・バルの歓喜」の舞台となったところです。残念ながらスタジアムは奇麗に再現されていません。

経済特区「サイバージャヤ」

　国境を越えて40分も飛行すると、もうすぐ首都クアラルンプールです。クアラルンプール手前で高度を落として飛行していると、風景に違和感のある町が見えてきました。不規則ながらも整備された道路、円形の建物・・・明らかに今まで飛行している町とは様子違うので地図で調べてみました。
飛行していたのは「サイバージャヤ」という町で1990年代半ばから開発が始まった「経済特区」でした。特にITに力を入れていて、マルチメディア大学やIT企業がたくさんある新興都市です。MSFS2020では、山や川といった自然だけではなく、町の作りもリアルに再現されているので、こういった発見もできて楽しいですね。

超高層ビル「メナラ・テレコム」

　クアラルンプールへ到着しました。見えてきたのは「メナラ・テレコム」という高さ310メートルの超高層ビルです。観光地ではなく普通の企業ビルですが「ペトロナスツインタワー」に次いでマレーシアで2番目に高いビルです。MSFS2020ではリアルに再現されています。

緑の多い首都「クアラルンプール」

　首都クアラルンプールの中心地へやって来ました。高層ビルが立ち並んでいますが、中心地にも広い公園があり緑がたくさんあります。

マレーシアのシンボル「ペトロナスツインタワー」

　クアラルンプールの見どころは、やはり「ペトロナスツインタワー」です。高さ452メートルで完成当初は世界一高い高層ビルに君臨していましたが、現在は500メートルを超える高層ビルが世界中で建築されているので上位には入っていません。とはいえ超高層のツインタワーは世界でも珍しく、東南アジアでは間違いなく一番高いビルです。

ペトロナスツインタワーもMSFS2020で再現されていますが、少し残念なのは、美しい夜のイルミネーションが再現されていないこと、そしてクアラルンプールのもう一つのシンボル「クアラ・ルンプール・タワー」が再現されていないことです。アドオンシーナリーが公開されるのを期待しましょう。

クアラルンプール国際空港（KLIA）へ

　中心部から南へ約40キロの郊外にあるクアラルンプール国際空港、通称KLIAへ着陸します。じつは日本と縁が深い空港です。建築家の黒川紀章が設計し、メインターミナルを大成建設、サテライトは竹中工務店が施工した空港です。

設計コンセプトが「森の中の空港、空港の中の森」ということもあって森の上空を通過してアプローチします。

次回は観光地を巡りながらマレー半島を北上し、リゾート地「ランカウイ島」を目指します。