イタリア北西部を飛行します。まずは島全体が宮殿、庭園になっているベッラ島を訪れます。その後アルプスに点在する古城と要塞を巡って、宮殿や歴史的な建物が残るトリノ、美しい港町ジェノバを訪れます。
ベッラ島(湖に浮かぶ宮殿と庭園の島)
ミラノを出発して北西へ飛行すること約15分、前方にアルプス山脈が見えてきました。手前に見えるのがイタリアで2番目に大きな湖、マッジョーレ湖です。
この湖を訪れた目的はベッラ島を見学する為です。ベッラ島はイタリア語で「美しい・島」という意味で、島全体が宮殿、庭園になっています。
17世紀に建てられた宮殿と庭園で、ナポレオン・ボナパルトも逗留したと言われています。
アルプスの山岳地帯へ
アルプスに点在する古城を目指して、山岳地帯へ入っていきます。アルプス山脈の山頂付近には、まだ雪が残っています。
アルプスの絶景の中を、地図を見ながら谷へ降下していきます。
ハンググライダーのように谷へ向かって滑空していくのは少しスリルがあって、非常に楽しいです。
アルプス麓の古城と要塞
アルプスの麓には古城が点在しています。山に挟まれた渓谷の街を飛行していきます。
最初に見えてきたのは「フェニス城」です。中世に建てられた城で、いくつかの塔と城壁から構成されています。
渓谷に沿って、さらにアルプスの奥深くへ飛行していきます。
こちらは「ベレス城」です。軍事要塞として建てられた城なので、塔もなくシンプルな砦という感じです。
渓谷を南へ飛行します。手前から奥へ真っ直ぐ伸びている道路は、ヨーロッパを縦断する「E25号線」です。オランダからイタリアまでヨーロッパを縦断する主要道路です。
主要道路に沿って渓谷を飛行すると大きな要塞が見えてきました。「バード要塞」です。
岩の上に建てられた要塞で、ナポレオンがイタリア遠征した際に、フランス軍を足止めしたとされる砦です。
頂上まではケーブルカーで行くことができます。
ヴェナリア宮殿
アルプスを抜けて飛行すると、トリノの街が近づいてきました。手前に大きな庭園が見えます。
世界遺産にも登録されている「ヴェナリア宮殿」です。イタリアの王家、サヴォイア家によって1675年に建てられた美しい宮殿で、ベルサイユ宮殿をモデルに作られたと言われています。
ユベントス・スタジアム
ヴェナリア宮殿のすぐ近くに、ユベントス・スタジアムがあります。
イタリアのサッカーリーグ、セリエAの強豪チーム、ユベントスのホームスタジアムです。
ピッチと客席も作りこまれています。
トリノ中心地
トリノの中心地にやって来ました。アルプス山脈に近い町で、イタリア国内では4番目に人口が多い都市です。荒川静香さんが金メダルを獲得した、冬季オリンピックが開催された都市としても有名です。
トリノの象徴的な建物「モーレ・アントネリアーナ」です。元々はユダヤ教の礼拝堂として作られましたが、現在は国立映画博物館となっています。高さは167メートルあり、かつてはエッフェル塔、ワシントン記念塔に次いで、世界で3番目に高い建物であってこともあります。
MSFSでは、トリノの街全体が精密に再現されているので、上空からイタリアの特徴的なオレンジ色の屋根や、鉄道の駅や車庫などを見ることができます。
地中海の港湾都市ジェノバ
トリノから南へしばらく飛行すると地中海へ出ました。今日の目的地ジェノバが見えてきました。
ジェノバはイタリア最大の港町です。コロンブスが生まれた町として知られています。また「母をたずねて三千里」でマルコが母を探してアルゼンチンへ旅立ったのが、このジェノバです。
ジェノバ空港へ着陸
中心部から西へ7キロにあるジェノバ空港へ着陸します。右下に見えるのは「ジェノヴァの灯台」です。1500年代に建てられた歴史のある灯台で、ジェノバのランドマークにもなっています。
ジェノヴァ・セストリ空港へ着陸しました。コロンブスの名前を取って「コロンボ空港」とも呼ばれています。地中海の埋め立て地に作られた空港で、着陸時に絶景(ジェノバの街)を楽しめる空港としても知られています。
次回は、ピサの斜塔、フィレンツェを周って、首都ローマを目指します。
<今回使用したアドオン>
ジェノバ・セストリ空港
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