イタリアの世界遺産(首都ローマ、ピサの斜塔、フィレンツェ)

　世界的に有名なピサの斜塔、街全体が屋根のない美術館として世界遺産に登録されているフィレンツェを回って、首都ローマへ向かいます。ローマには世界最小の国家バチカン市国や、コロッセオなどの古代遺跡が残されています。

世界遺産ピサの斜塔

　ジェノバを出発して、地中海沿岸に沿って東へ飛行します。

40分ほど飛行してピサの斜塔があるピサ市に入りました。眼下にピサの斜塔があるドゥオモ広場が見えています。

ピサの斜塔です。建設途中から傾きはじめ、現在は約4度傾いた状態です。ガリレオが球体の落下事件を行ったとされています(諸説あり)。塔の右側に見えている大聖堂(ドゥオモ)、その奥にある洗礼堂と共に世界遺産に登録されています。

屋根のない美術館フィレンツェ

　ピサの斜塔から東へ約90キロ、20分ほど飛行してフィレンツェへやってきました。歴史的な建物や、美しい景観から「屋根のない美術館」と呼ばれ、街全体が世界遺産に登録されています。中央下に見えているのはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂です。

フィレンツェのシンボル「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」です。西暦1296年から140年以上をかけて建設された、キリスト教の教会です。

フィレンツェを代表するもう一つの見どころ「ピッティ宮殿」です。ルネサンス様式の広大な宮殿で、現在は美術館になっています。

天空の町チヴィタ

　首都ローマへ向かう前に、もう一か所寄りたい場所があります。ローマまで約80キロの山中に天空の町「チヴィタ」があります。

2500年以上前に崖の上に建てられた町ですが、崖の浸食、崩壊が進んでおり「死にゆく町」というショッキングな名前で呼ばれています。公式ではありませんが天空の城ラピュタのモデルになったとも言われています。

ローマのフィウミチーノ空港へ着陸

　首都ローマへやってきました。フィウミチーノ空港へ着陸します。別名「レオナルド・ダ・ヴィンチ空港」と呼ばれています。

イタリア最大の空港、世界でも有数の国際空港ということもあり、世界中の旅客機が離発着しています。

ローマ観光へ出発

　セスナ機に乗り換えてローマ観光へ出発です。市内中心部までは約30キロ、セスナ機でもあっという間です。

バチカン市国

　まずはバチカン市国が見えてきました。ローマ市内にある世界最小の独立国家で、国全体が世界遺産に登録されています。

バチカン市国はキリスト教の最大の教派であるカトリック教の総本山です。カトリック教の最大聖職者であるローマ法王によって統治されています。こちらはサンピエトロ広場と、サンピエトロ大聖堂です。

MSFSではサンピエトロ大聖堂が精密に作りこまれています。ファサード(正面)にならぶ13体の聖人像と彫刻文字が本物同様に再現されています。

最高裁判所とサンタンジェロ城

　バチカン市国の東側、テベレ川沿いに建つ「最高裁判所」と「サンタンジェロ城」です。最高裁判所は白い大きな建物で、1900年頃に建てられた美しい建物です。サンタンジェロ城は最高裁判所とバチカン市国の中央、川沿いに建つ円形の建物で、135年に霊廟として建築されましたが、後に軍事要塞として使用されました。