バングラディシュのダッカから、幸せの国ブータンへ向かいます。ブータンの首都ティンプーの近くにあるパロ空港は、ヒマラヤ山脈に囲まれた谷底にある空港で、世界でも有数の着陸が難しい空港として知られています。旅客機での着陸に挑戦しますが・・・
バングラディシュを出発
バングラディシュのダッカから「ブータン航空(タシ航空)」のA320に搭乗してブータンへ向かいます。ブータン航空は、ブータン王国初の民間航空会社です。
ブータンを目指して北へ
ブータンは国土の約半分が標高3000メートル以上です。目的地であるパロ空港も2200メートルあるので、どんどん高度を上げていきます。出発した時は晴れていたのですが、パロ空港に近づくにつれて雲が多くなってきました。ラピュタが現れそうな雲の中を飛行していきます。
高度を下げていきますが・・・
パロ空港が近づいてきました。着陸コースに従いながら高度を下げていきますが、狭い谷は雲に覆われています。
着陸を断念
地表レーダーとMFD上のアプローチコースを見ながら、谷に沿って飛行しますが・・・結局パロ空港上空まで雲は晴れませんでした。超難関と言われているパロ空港ですが、ILSなどの設備もなく、有視界での着陸が絶対条件です。視界ゼロの状況では着陸は無理と判断して、泣く泣くダッカへ引き返しました・・・目的地でのUターンはこの旅で初めてのことです。
再チャレンジ
MSFS2020は実際の気象情報が反映されます。実際のブータン、パロの天気予報もずっと雨でしたが、数日後ようやく晴れ間が出たようなので再チャレンジです。
今回はブータンの国営空港である「ロイヤルブータン航空」、通称ドゥルックエアーのA320で向かいます。
降下開始
パロ空港の手前で谷に降下して、両隣に迫る山よりも高度を下げます。ただ、下げすぎてしまうと滑走路手前の尾根にぶつかってしまいます。
パロ空港への着陸
今回着陸するパロ空港の滑走路33は、下の画像のようになっています。滑走路へ直進する着陸コースには高い尾根があるために、尾根を避けて滑走路の右側からアプローチします。ただ、滑走路の右手前にも小さな尾根があるので、最後は旋回をしながら着陸します。
最後の右旋回
滑走路左手前にある尾根を避けて右旋回します。高度を下げながら旋回して滑走路にコースを合わせるので非常に高度な技術が要求されます。
無事に着陸
初めての着陸でしたが、一発でスムーズに着陸することができました。悪天候で足止めされている間に、YouTubeで実際の着陸動画を見て勉強したのが良かったのかもしれません。
パロ空港
パロ空港の全景です。山に囲まれていることがよくわかります。奥に駐機しているのが搭乗してきた「ロイヤルブータン航空」手前が「ブータン航空(タシ航空) 」です。前回の記事で紹介した「Static AI」のおかげで空港がリアルで賑やかになりました。
空港にはブータン国王&王妃の大きな写真が飾られています。パロ空港はMSFS2020でデフォルトで精密に再現されている空港の一つです。
次回はチベットを訪れます。
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