ドイツへ入国(メルヘン街道とフォルクスワーゲン工場)

　ユトランド半島からドイツへ入国します。北部の都市ハンブルクへ立ち寄った後、グリム兄弟にゆかりのあるメルヘン街道に沿ってブレーメンからハーナウへ飛行します。途中でフォルクスワーゲンの本社工場があるヴォルフスブルクへ立ち寄ります。

ドイツへ入国

　デンマークからユトランド半島を南下してドイツへ入国しました。ドイツは2021年9月の「World Update VI」によってスイス、オーストリアとともに都市や、名所が数多く再現されています。ドイツを出国するのはいつになるやら・・・

北部の港湾都市ハンブルク

　ユトランド半島の根元にあるハンブルクにやって来ました。首都ベルリンに次いで、ドイツで２番目に人口が多い、港湾都市です。

　1897年に建てられたハンブルクの市庁舎です。緑色の美しい屋根と、歴史を感じる荘厳な作りでハンブルクのシンボルとなっています。

　ハンブルクは、北海へ流れるエルベ川沿いに広がる港湾都市です。エルベ川沿いには世界遺産に登録されたレンガ造りの倉庫街があります。
こちらの変わった建築物は、倉庫街近くに建てられたコンサートホール「エルプフィルハーモニー」です。2017年に完成した新しいコンサートホールですが、実は下の部分は昔からあったレンガの倉庫で、その上にコンサートホールが作られています。

　中心地から少し離れたエリアに「Volksparkstadion」があります。サッカースタジアムで、ドイツのサッカーリーグ、ブンデスリーガの「ハンブルガーSV」というチームの本拠地です。かつて日本代表の高原直泰が所属していたチームです。

ブレーメンの街からメルヘン街道へ

　ハンブルクから南西へ約100キロのところにブレーメンという街があります。ブレーメンと言えばグリム童話の「ブレーメンの音楽隊」を思い出すと思います。このブレーメンから南にあるハーナウという街まで、グリム童話とグリム兄弟にゆかりのある観光地が点在する「メルヘン街道」が続いています。

フォルクスワーゲンの本社工場

　メルヘン街道からは外れますが、メルヘン街道の東にヴォルフスブルクという街があります。ここにはフォルクスワーゲンの本社があり、工場もあります。そもそもヴォルフスブルク自体がフォルクスワーゲンを生産するために作られた町ということもあり、街の半分以上が巨大な工場になっています。

　こちらは「アウトシュタット」と呼ばれる、フォルクスワーゲン本社敷地内にある自動車の博物館と遊園地です。フォルクスワーゲンのロゴ「VW」が見えます。サイロのような形をした円柱の2つの建物が見えますが、内部には新車が数百台格納されていて、購入した車はここから引き取ることができます。

ヘレンハウゼン王宮庭園

　再びメルヘン街道に戻って南へ飛行します。ハノーファーという街に、巨大な幾何学模様の庭園が見えます。「ヘレンハウゼン王宮庭園」です。

300年ほどの歴史がある広大な庭園で、幾何学模様の花壇、彫刻や噴水が並んでいます。

マリエンブルク城

　ハノーファーから南へ約30キロ飛行すると、森の中に佇む古城が見えてきます。「マリエンブルク城」です。

　マリエンブルク城は1867年に建てられた城です。森の中にひっそりと佇んでいて、グリム童話に登場しそうな雰囲気のお城です。

カッセル(グリム兄弟が暮らした街)

　カッセルという街にやってきました。メルヘン街道にはグリム兄弟ゆかりの地がいくつかありますが、ここカッセルはグリム兄弟が最も長く暮らした街として知られています。街の中にはグリム兄弟博物館もあります。

　カッセルの西側の丘陵地帯に、ヴィルヘルムスヘーエ城公園があります。MSFSでは再現されていませんが、世界遺産にも登録された美しい公園です。19世紀頃に完成した公園で、城や噴水、滝、池、水路などが整備されています。

ヴァルトブルク城

　カッセルからさらに南東へ飛行すると、山上に建てられた古城が見えます。12世紀に建てられた歴史のある古城「ヴァルトブルク城」です。

　ヴァルトブルク城は、文化的にも価値があり、ドイツの文豪ゲーテや、作曲家ワーグナーも訪れていて、作品のモデルになっています。歴史はもちろんですが、文化的価値からも世界遺産に登録されています。

メルヘン街道の出発点ハーナウ

　ハーナウという街にやって来ました。ハーナウはグリム兄弟が生まれた街です。今回はブレーメンからハーナウまで飛行しましたが、本来のメルヘン街道はグリム兄弟生誕の地である、ここハーナウが出発点です。ちなみにメルヘン街道にはグリム童話の「いばら姫」や「塔の上のラプンツェル」のモデルとなった城がありますが、MSFSでは再現されていませんでした。