世界最高峰の山、エベレスト山へ向かいます。今回は飛行機には乗らずに、テンジン・ヒラリー空港からドローンカメラで実際の登山ルートに沿ってエベレスト山頂を目指します。
テンジン・ヒラリー空港
元々は「ルクラ空港」という名前でしたが2008年に改名されました。1953年にエベレストの初登頂に成功した「テンジン・ノルゲイ」と「エドモンド・ヒラリー」の名前が由来です。。
ネパールからエベレストを登頂する時の玄関口として使われていますが、前回の記事で紹介したとおり、ヒマラヤ山脈の谷間にあり、短くて傾斜のある滑走路、着陸復行(ゴーアラウンド)不可という難条件で、世界一危険な空港と言われています。
ナムチェバザール(ヒマラヤ登山の拠点)
ルクラ空港から2日間のトレッキング(山歩き)で「ナムチェバザール」へ到着します。標高3400メートルにあるヒマラヤ登山の拠点の村です。次で紹介するベースキャンプまでを「ヒマラヤ街道」といいますが、登頂を目指さない人でもヒマラヤ街道を多くの人が訪れることから、ここナムチェバザールはホテル、レストラン、お土産屋さん、そして山岳ショップが軒を連ねています。
エベレスト・ベースキャンプ
ナムチェバザールからさらに4~5日間のトレッキングでようやく「エベレスト・ベースキャンプ」へ到着します。登頂のための基地となるキャンプですが、ナムチェバザールからの途中には宿泊用のロッジもあり、道も整備されていることから、年間数万人の人が訪れているそうです。
画像ではただのテントしかなくて寒そうですが、近年では新鮮な食材のおいしいごはん、ホットシャワーそしてWiFiまでもが完備されているそうです。
エベレスト・キャンプⅠ
ここからは登頂を目指すプロの登山家の世界です。登頂まではベースキャンプを出発してからキャンプⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳと4つのキャンプ地を拠点に進んでいきます。実際はベースキャンプからキャンプⅠへの往復を繰り返すなどして高度へ体を慣らしていくそうです。真ん中に見えるのが最高峰のエベレスト、右奥に見えるのは「ローツェ」という山で、標高は8516メートルあり世界で4番目に高い山です。
エベレスト・キャンプⅡ
キャンプⅡは標高6400メートルにあります。ここからは氷の壁が立ちはだかります。右に見えるのはローツェ、左がエベレストですがまだ山頂は見えません。
エベレスト・キャンプⅣ(頂上が見えた)
最後のキャンプ地、キャンプⅣです。標高は約8000メートル。酸素ボンベが必要な世界です。
ここから天候を見ながら頂上へのアタックをします。有名な岩場「ヒラリーステップ」もこの先にあります。
エベレスト山頂
ついにエベレスト山頂です。標高8849メートル。世界最高峰の山です。地球上で一番高い地点に到達しました。MSFS2020では実際の地形データによって山などの地形が再現されているので、都市部だけではなくこうした山間部の飛行も楽しみの一つです。
ちなみにエベレスト登頂については映画「エベレスト」がおすすめです。エベレストの恐ろしさや商業登山に対する問題などが描かれています。
せっかくなので山頂からの夜明けと夜との景色です。
世界で一番高い場所
世界一周に向けて、日本を出発してちょうど1年。ようやくエベレスト山頂までやって来ました。予定では出発して1年後にはヨーロッパにいる予定だったんですが・・・まだまだこれからインド、アラブ、トルコと見どころはたくさんです。頑張ってペースを上げていきます。
次回はネパールを飛行します。
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