MSFS2020で使用できる旅客機(A320neo/B747-8)を例に、飛行機に装備されているライトの種類と、点灯させるためのスイッチの場所を解説します。またライトを明るくリアルにしてくれるおすすめのアドオンを紹介します。
NAVライト
飛行機のライトには、他機に自機の存在を知らせるためのライトと、自機が外を照らすライトがあります。一つ目が「NAVライト」です。「位置灯」「航空灯」とも呼ばれます。右の翼が緑、左の翼が赤、後ろが白です。 他機に自機が進んでいる方向を知らせる働きがあります。「NAVライト」は常に点灯させます。
A320neo、B747-8の場合、ライトのスイッチはアッパー(天井)パネルにあります。エアバス機はスイッチを手前(画像の上)、ボーイング機は奥(画像の下)へ倒すと「ON」となります。アッパーパネルはA320neoの場合はキーボードの「左Ctrl」+「8」で、B747-8の場合は「左Ctrl」+「9」で表示できます。
LOGOライト
「LOGOライト」は尾翼のロゴを照らします。
A320neoの場合、「NAV」ライトと同じスイッチになっています。
ビーコンライト
次は「ビーコン(beacon)ライト」です。「衝突防止灯」とも呼ばれます。機体の上と下にある赤い点滅灯です。エンジンをかけるタイミングで点灯させ、地上のスタッフに注意を促します。目的地でエンジンを停止するまで点灯します。
ビーコンライトのスイッチはこちらです。
ストロボライト
「ストロボライト」です。夜空を飛んでいる飛行機を見ると、チカチカと白い光が瞬いているのが見えます。翼の先端と、機体後部にあり、白い閃光を発します。滑走路に入ったタイミングで点灯させ、目的地の滑走路を出るまで点灯させます。
ストロボライトのスイッチはこちらです。
タクシーライト(TaxiLight)
今まで紹介したライトは他機に自機の存在を知らせるライトでしたが、ここからは自機が外部を照らすためのライトです。まずは「タクシーライト(TaxiLight)」です。地上をタキシングする時に地上を照らします。
タクシーライトのスイッチはこちらです。A320neoは後述する「Take-Offライト」と同じスイッチです。
Take-Offライト
「Take-Offライト」はエアバス機にのみ装備されています。離陸時に使用され、タクシーライトよりも明るいライトです。
Take-Offライトのスイッチはこちらです。「T.O」にするとTake-Offライトになります。
RunwayTurnoffライト
「RunwayTurnoffライト」は左右前方を照らします。滑走路から誘導路へ出るときなどに使用されますが、タクシーライトと同時に点灯させることが多いようです。
RunwayTurnoffライトのスイッチはこちらです。
着陸灯(LandingLights)
「着陸灯(LandingLights)」は着陸灯という名前ですが、離陸時にも使用されます。10,000フィート以下では点灯させる決まりのようです。
着陸灯(LandingLights)のスイッチはこちらです。B747-8は外側、内側の2種類のライトがあります。
Wing Inspection Lights
ライトの解説、最後は「Wing Inspection Lights」です。「Wing Inspection Lights」は主翼の前方を照らします。飛行機の天敵である主翼への着氷を確認する為に使用されます。
Wing Inspection Lightsのスイッチはこちらです。
ライトを明るくするアドオン
今回解説したMSFS2020の機体ライトを、明るく、リアルに変えてくれるフリーのアドオンが公開されています。「NewLight」という名前のこのアドオンは、各種ライトを少し白みがかったリアルな表現に変えてくれます。
「NewLight」のインストール
「NewLight」のダウンロードはこちらからです。他のアドオンと同様に「Community」フォルダへ置くだけです。解凍するとたくさんのフォルダがありますが、必ず必要なのは「z-Newlight-effects-Base」と「z-Newlight-settinglight-(standartedition)」の2つです。それ以外のフォルダは、アドオンで公開されている機体のフォルダです。所有している機体があれば、そのフォルダもCommunityフォルダへ置きます。
こちらの記事で紹介している「MSFS Addons Linker」を使って「NewLight」のフォルダごと登録すると管理が楽です。
「NewLight」は頻繁にアップデートされます。機能の改善や修正がありますので時々アップデートを確認しましょう。
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