有償シーナリーとして公開されている、大阪伊丹空港(RJOO)、関西国際空港(RJBB)を紹介します。AIG(AIトラフィックツール)との組み合わせで、関西では馴染みのある2つの空港がリアルに再現されます。
※2022年9月のアップデートで関西空港のターミナル内部などが追加されました。こちらの記事で紹介しています。
※この記事の画像はAI機を実際の航空会社、機体へ変える「AIG AI Traffic」を使用しています。
※夜の暗い空港を明るくするアドオン「Airports Lights」を使用しているため、製品には含まれない照明が表示されています。
大阪伊丹空港と関西国際空港のアドオン
大阪伊丹空港(RJOO)と関西国際空港(RJBB)は、関西在住の方なら馴染みのある空港です。残念ながらMSFSではデフォルトでは再現されおらず、フリー(無償)のアドオンも公開されていません。2つの空港が、比較的安い価格で公開されていますので、紹介します。
大阪伊丹空港(RJOO)
まずは大阪伊丹空港です。かつては国際空港でしたが、関西国際空港が開港してからは、関西の国内線の拠点となっています。私もよく利用する馴染みのある空港です。
デフォルトの大阪伊丹空港
デフォルトの大阪伊丹空港です。空港とターミナルの形は再現されていますが、実際の空港を知っていると少し寂しく感じます。
大阪伊丹空港の購入
大阪伊丹空港の有償シーナリーは「simMarket」から購入することができます。価格は10ユーロ、約1400円です。(2022年8月現在)
導入後の大阪伊丹空港
デフォルトでは再現されていなかった空港ビル、ターミナル、管制塔ビルがリアルに再現されています。
展望デッキ
ターミナルビル屋上のウッドデッキも再現されています。展望デッキから飛行機の到着、出発を眺めることができます。
伊丹スカイパークと千里川
滑走路の西側にある伊丹スカイパークと、着陸を大迫力で眺めることができることで有名な千里川です。どちらも精密には再現されていませんが、デッキとフェンスが作られています。
南端ターミナルと格納庫
全日空(ANA)の小型機がとまる南端の駐機スペースと格納庫です。JALの機体もいますが、ANAのボンバルディアDHC8-Q400も駐機しています。
ターミナルビル正面
ターミナルビルの入り口、正面からの景色です。大阪モノレールの駅、駐車場が再現されています。
以上、大阪伊丹でした。気になる点としては、このアドオンを入れると、着陸後にATCでゲートへのリクエストができない(パーキングスポットのみ)、AI機が32R滑走路の入り口付近で止まりがち・・・という問題があります。私の環境だけかもしれませんが。
ターミナルビルの内部も再現されていませんが、馴染みのある伊丹空港が、約1400円でここまで再現してくれているのは十分ありがたいです。
関西国際空港(RJBB)
続いては、関西国際空港(通称「関空」)です。1994年に開港した西日本を代表する国際空港です。大阪湾を埋め立てて造られた世界でも珍しい海上空港です。私も海外を旅した時は、この空港から何度も飛び立った思い出のある空港です。
※2022年9月のアップデートでターミナル内部、りんくうタワーなどが追加されました。こちらの記事で紹介しています。
デフォルトの関西国際空港
デフォルトの関西空港です。縦長のターミナルの形は再現されていますが、特徴的な大屋根は再現されておらず、空港と大阪を結ぶ連絡橋もありません。
関西空港の購入
関西国際空港の有償アドオンは、ゲーム内の「MARKET PLACE」から購入することができます。「テクノブレイン(TECHNOBRAIN)」と「Dominicdesignteam」という2社から公開されていますが、私が購入したのは「テクノブレイン(TECHNOBRAIN)」さんの方です。価格は2350円です。(2022年8月現在)
導入後の関西空港
デフォルトでは再現されていなかったターミナルの屋根や、管制塔がリアルに再現されています。
北ウイングの景色
北ウイングからの景色です。空港全体かリアルに再現されています。
関空展望ホール スカイビュー
このアドオンの素晴らしいところは、ターミナルだけではなくて、関空展望ホール スカイビュー(Sky View)もリアルに再現されているところです。
離着陸する飛行機を、目の前で見ることができます。
ターミナルに駐機する、様々な国の飛行機を見ることもできます。
連絡橋
デフォルトでは消えている連絡橋も再現されています。
ターミナル
もちろんターミナルと駐機スペースも精巧に作られています。
建物の内部は再現されていませんが、ボーディングブリッジの内部は一部作られています。飛行機に搭乗する前の、旅に出るという高揚感が味わえます。
ウイングシャトル
北ターミナルと南ターミナルの移動に便利な、無人の新交通システム「ウイングシャトル」も再現されています。そして、このウイングシャトルは動きます!!
第2ターミナルとタンカーバース
デフォルトでは何もない2期島ですが、LCCの航空会社が使用する第2ターミナル、駐機場や誘導路も再現されています。
燃料を運ぶタンカーが接岸するタンカーバースも再現されています。
正面入り口とエアロプラザ
正面入り口もリアルです。見覚えのある景色です。関西空港のリムジンバスが再現されているのは嬉しいです。
関西空港駅とエアロプラザ入り口です。こちらも見覚えのある景色です。南海電鉄の切符売り場、JRのみどりの窓口、看板が再現されています。
エアロプラザ、ホテル日航関西空港です。
夜景
夜景もいい感じです。誘導路灯が奇麗に輝いています。
以上、関西国際空港でした。さすがは国内老舗のフライトシミュレータアドオンメーカーということもあって、お手頃価格の割には素晴らしい作りです。
まとめ
関西2大空港の有償シーナリーを紹介しました。有償ではありますが、合わせて4000円以内で大阪伊丹空港と関西国際空港がリアルになります。あとはAIの駐機スペースがエアラインごとの配置に改善されたら嬉しいのですが、これは今後に期待です。
また、今回は紹介しませんでしたが、フリーの神戸空港(KAZEさん作)がFlightsim.toで公開されています。無償とは思えないリアルで素晴らしい作りです。これだけそろえば関西の空港については十分だと思います。
コメント