[MSFS2024]Beyond ATC|リアルなATCとAIトラフィック

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 Microsoft Flight Simulator 2024(MSFS2024)向けのATC(航空管制)アドオン「Beyond ATC」を紹介します。出発から到着まで、単純に飛行するだけではなく臨場感あふれるATC(航空管制)を提供してくれます。また、AI Trafficの機能も追加されています。

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目次

「Beyond ATC」について

 「Beyond ATC」は、Microsoft Flight Simulator 2020(MSFS2020)およびMicrosoft Flight Simulator 2024(MSFS2024)向けの有償のアドオンです。出発許可から滑走路へのタキシング、離陸許可、巡行(高度の指示)、降下、着陸許可、到着ゲートまで、臨場感あふれるATC(航空管制)を提供してくれます。

また、AI Trafficの機能も追加されていて、FSLTLに変わってMSFSの空港と空が、実在の航空会社、機体で賑やかになります。これは単なる見た目のトラフィックではなく、ATCと連動して動作する点がポイントです。

実際の使用感レビュー

 なかなか説明が難しいので、実際に羽田空港(RJTT)から伊丹空港(RJOO)まで飛行しながら「Beyond ATC」を紹介します。

1.出発の準備

 「Beyond ATC」はSimBriefと連携して動作します。まずSimBriefで羽田空港(RJTT)から伊丹空港(RJOO)までのルートを作成(無料)します。

MSFSで羽田空港から飛行を開始し、Beyond ATCを起動してSimBriefのパイロットIDを入力することで、フライトプランが読み込まれます。

AI機も読み込まれます。

2.IFR飛行許可

 デリバリーにコンタクトして伊丹空港(RJOO)までのIFR離陸許可をもらいます。表示されている周波数をクリックするだけで、機体のラジオが選択した周波数に設定されます。

IFR飛行許可(クリアランス)をリクエストします。本来、Beyond ATCは自分のPCに接続したマイクへ話すことでATCへ発信をしますが、ボタンからの選択で発信、応答ができるので簡単で安心です。
「Request IFR Clearance」選択すると・・・

承認されて離陸滑走路、出発形式(SID)、スコークが指示されます。
※アーリーアクセスのためか、目的地が□□□で表示されます。

3.プッシュバックとタキシング

 出発の準備ができたのでグランドにコンタクトして「プッシュバックとエンジンスタート」の許可を得ます。

プッシュバックの許可が出ました。機種を北西にするように指示されました。

指示に従ってプッシュバックです。

無事にエンジンが始動したので、滑走路へのタキシング許可を得ます。

滑走路と滑走路までの道順が指定されます。

不慣れな空港でも大丈夫。「BeyondATC」では滑走路までの道順を自機の位置と共にマップで表示してくれます。

BeyondATCはAI機との衝突も避けるようなルートの指示をしてくれます。デフォルトのATCみたいにAI機と正面衝突することもありません。

4.離陸

滑走路16Rの手前まで来たので、タワーへ周波数を変えて離陸許可をリクエスト(Request Depature)します。ちなみにここまでの周波数の切り替えは「Auto Tune Radio」を選択することで全て自動でやってくれます。

離陸許可が出ました。

ちなみにやみくもに離陸許可が出されるわけではありません。同じ滑走路に着陸しようとしている航空機(AI機)が接近している場合は、離陸準備ができたと伝えても、滑走路で待機するように指示(Hold short of runway)が出ます。

指示に従って待ってたらAI機が着陸してきました。

離陸許可が出たので離陸します。

5.上昇

 離陸すると「(東京)ディパーチャー」にコンタクトするように指示が出ます。

こんな感じで「〇〇フィート」まで上昇するように指示が出ます。

6.巡行

巡航高度近くで管制が東京センターに引き継がれました。

「BeyondATC」では巡航中も退屈しません。周辺を飛行するAI機と東京センターの交信も聞くことができます。以下は、CSN8310(中国南方航空8310便)の交信です。

AI機は「Little Navmap」で確認することができます。自機の近くを飛行しています。近づけば飛行している機体を見ることができますが、危険なのでやめておきます。
※「Little Navmap」についてはこちらの記事で紹介しています。

実際に、この時間に中国南方航空8310便が成田を出発して、上海へ飛行していることが確認できました。

7.降下

 しばらく飛行していると、着陸予定の滑走路が指示されます。

14Rへのビジュアルアプローチ???Simbriefの飛行計画では32LへのILS着陸の予定だったんですが、14Rは稀に使用される逆ランです・・・
ちなみに「滑走路変更リクエスト」というのがありますが、「今の時間は無理!!」と拒否されます。リクエストが通ることはあるんでしょうか・・・

「降下の準備ができたら伝えるように」と言われていましたが、伝える前に降下の指示が出ました。

指示に従って降下していきます。

ちなみに、Beyond ATCではレーダーベクターによる進入誘導にも対応しています。

8.着陸

 関西アプローチに管制が引き継がれました。アプローチタイプ、滑走路、QNHが伝えられます。

続いて大阪タワーに管制が引き継がれて、着陸許可がでます。

14Rへの着陸を強要されましたが、AI機も14Rを使用して離陸しているので良しとしましょう。

離陸を待つAI機へも、滑走路手前で待機するように指示してくれます。

あまり経験のない14Rへの着陸でしたが、無事に着陸できました。

次の誘導路へ出るように指示が出ます。

9.ゲートへタキシング

 グランドへ管制が引き継がれ、空いているゲートへのタキシング指示が出ます。

ゲートの位置と、ゲートまでの経路が、自機の位置と共にマップで表示してくれます。

タキシング中に14Lから小型機(ボンバルディア DHC-8)が離陸していきました。

管制に従って無事に到着することができました。

MSFSデフォルトのATCはいまいちなので、今まで航空管制なんて聞かずに無視して飛行していましたが、ここまでリアルなATCと交信をしながら飛行するのは非常に楽しく新しい体験です。

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AIトラフィック

 「Beyond ATC」のもう一つの大きな特徴が、「AI Traffic」の注入です。FSLTLのライブトラフィックが2026年4月をもって使用できなくなっていますが、BeyondATCを導入することでMSFSに賑やかな空港、空が戻ってきます。また単なる見た目のトラフィックではなく、ATCと連動して動作する点がポイントです。

管制を聞きながら世界各地へ離陸していく飛行機を眺めることができます。

世界中のエアライン、最新の旅客機、LCCももちろんですが、貨物機も登場します。

「Beyond ATC」の導入と注意事項

 BeyondATCの導入と注意事項です。

有償アドオン

 BeyondATCは有償のアドオンです。2026年5月現在では、「Base Package($29.99)」「Supporter Package($59.99)」の2種類が用意されています。

Supporter Packageは開発支援向けの意味合いが強く、基本的な機能を利用するだけであれば、通常はBase Packageで十分です。

価格だけを見るとやや高く感じるかもしれませんが、ATCのリアルさや没入感の向上は非常に大きく、MSFSの体験を大きく変えてくれるアドオンです。個人的にはAIトラフィックだけでも有償の価値を感じます。

AI Trafficの留意事項

 Beyond ATCのAI Traffic機能を利用するには、AI航空機モデルを別途導入する必要があります。
代表的なものとしては「FSLTL」「AIG(Alpha India Group)」があります。
どちらも無償で利用可能です。

FSLTLは導入が比較的簡単、AIGはモデリングが美しいというメリットがそれぞれあります。基本的にFSLTLを使用してこだわりのある航空会社だけをAIGで導入するのがよさそうです。
FSLTLはこちらの記事、AIGはこちらの記事で紹介しています。

また、空港に行くだけではAI機は出現しません。SimBriefでフライトを読み込む必要があります。ただし、今いる空港を出発空港とした適当なフライトを作成して読み込むだけで大丈夫です。

SimBriefが必要

 Beyond ATCでは、フライトプラン作成ツール「SimBrief」との連携が前提となっています。SimBriefで作成したフライトプランを読み込むことで、よりリアルなATC運用が可能になります。

最初は少しハードルが高く感じるかもしれませんが、SimBrief自体は無償で利用可能で、現在ではMSFSユーザーの定番ツールとなっています。一度使い方を覚えてしまえば、フライト準備もかなり快適になります。

現在はアーリーアクセス段階

 Beyond ATCは非常に完成度の高いアドオンですが、2026年5月時点ではまだアーリーアクセス(開発中)段階です。

そのため、一部挙動が不安定、不自然な指示が発生する場合がある、今後仕様変更の可能性があるといった点には注意が必要です。ただし、アップデート頻度は高く、継続的に改善が進められているため、今後さらに完成度が高まっていくことが期待されています。

以上、Beyond ATCの紹介でした。

 

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