便利なプッシュバックツール(Toolbar Pushbackの紹介)

Tips(操作方法など)

 MSFS2020へプッシュバック機能を追加するフリーツール「Toolbar Pushback」の紹介と使い方です。デフォルトでもプッシュバック機能がありますが、このツールは視覚的に操作できます。また他のプッシュバックツールは外部ソフトとしてMSFS2020とは別に起動する必要がありますが、このツールはMSFS2020のメニューバーから起動することができます。

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MSFS2020のプッシュバック

 飛行機はバックができません。前向きに駐機している飛行機を、トーイングカーという特殊車両でターミナルから出発できる位置まで押し出すことをプッシュバックといいます。

プッシュバックされる飛行機(筆者撮影)

MSFS2020でもトーイングカーによるプッシュバックが可能ですが、ATC(無線)ウインドウでグランドと交信して開始、方向、停止などを指示しないといけません。交信のタイムラグで目的の位置に飛行機をプッシュバックすることは難しいです。

Toolbar Pushbackのおすすめポイント

 デフォルトのプッシュバックが使いづらいこともあって、MSFS2020ではいくつかのプッシュバックツールがフリーで公開されています。ただ、それらのツールは外部ソフトとしてMSFS2020とは別に起動する必要があります。今回紹介する「Toolbar Pushback」はMSFS2020へ組み込まれるため、別で起動する必要はありません。上部のメニューバーやショートカットから起動することができます

メニューバーに「プッシュバックツール」が追加される

Toolbar Pushbackのダウンロードとインストール

 「Toolbar Pushback」はこちらからダウンロードします。ダウンロードしたファイルを解凍して「Community」フォルダへ置くだけです。アドオンや「Community」フォルダの場所についてはこちらの記事を参考にしてください。アドオンを管理できる便利なツール「MSFS Addons Linker」を使うと便利です。

①Toolbar Pushbackの起動

 インストールするとMSFS2020の上部のメニューに「PUSHBACK」が追加されます。この「PUSHBACK」を選択します。キーボードの「Shiftキー」+「P」からも起動できます。

上部のメニューまたは「Shift+P」キーで起動

②Toolbar Pushbackの使い方(プッシュバック)

「START PUSHBACK」を選択します。

「START PUSHBACK」でトーイングカーが連結される

トーイングカーが連結されたら「Release Parking Brake」を選択してから「TUG SPEED」のシークバーを右にずらすとプッシュバックが開始します。「TUG SPEED」は右にずらすほどプッシュバックの速度が早くなります。

TUG SPEEDで速度を調整

「TUG DIRECTION」のシークバーを左右にずらして方向を調整します。

「TUG DIRECTION」で方向を調整

目的の位置にきたら、「END PUCHBACK」を選択してプッシュバック終了です。

ちなみに「FORWARD」を選択すると前進させることもできます。エンジンをかけなくても飛行場内の好きな位置へ飛行機を移動することができます。

「FORWARD」で前進(引っ張る)こともできる

③Toolbar Pushbackの使い方(ドアと特殊車両)

「Toolbar Pushback」の便利な機能はプッシュバックだけではありません。「AIR CRAFT」タブではドアの開閉、特殊車両の接続もできます。

前方ドア、貨物ドア、後方ドアの開閉ができる
特殊車両の呼び出しもできる

以上「Toolbar Pushback」の紹介と使い方でした。

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