B747-8のエンジン始動方法:MSFS

Tips(操作方法など)

MSFSの機体、B747-8のエンジンスタートのやり方、始動方法を解説します。 大きな機体に電源を入れて、4つのエンジンを順番に始動します。
A320neoのエンジン始動方法についてこちらの記事をご覧ください。
※操作方法、解説は私なりにわかりやすく解釈、説明しています。現実の手順、方法とは異なります

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コールドスタート

 MSFSでは滑走路からスタートするとエンジンが起動している状態で始まりますが、ゲート、駐機場からスタートするとエンジンが停止している状態で始まります(コールドスタート)。

電源が入っていないので計器類も真っ暗

1.バッテリーを起動

 大きな機体に電源を入れてみましょう。バッテリーのマスタースイッチはアッパーパネル(天井)にあります。アッパーパネルはキーボードの「左Ctrl」+「9」で表示できます。
「BATTERY」の透明のカバーを開けて(左クリック)、ONにします。これでバッテリーが起動しました。

[BATTERY]のカバーを開けて「ON」にする

ONにしたらカバーを閉じます(左クリック)。

2.地上電源を接続

 航空機に搭載されている電源(バッテリー)を使用し続けると、乾電池と同じでいつかは無くなってしまいます。そこで地上電源(GPU)を使用します。外部電源とも呼ばれます。空港によっては地面からケーブルを伸ばして航空機につなぐ場合もありますし、電源車という移動式の地上電源を使用する場合もあります。MSFSでは電源車をリクエストして接続することができます。※接続しなくても外部電源は使用可能です。

電源車を接続

地上電源(外部電源)を使用するためにはアッパーパネル(天井) の「EXT PWR 1」と「EXT PWR 2」を両方クリックしてONにします。 これで電源が入りました。

地上電源(外部電源)を「ON」
電源が入って明るくなった

3.FMCの設定

 電源が入って計器が表示されます。通常の手順だとここでFMCの設定をします。電卓みたいな形をしている機械です。飛行管理コンピュータとも呼ばれ飛行ルートや、オートパイロット、自動着陸のための情報を入力します。
MSFSでは、フライトの選択画面で出発地、到着地を指定すればFMCに自動でルートが入力されるので、ここでは省略します。

計算機の形をしたFMC

4.APU(補助電源装置)の起動

 電源を地上電源から、航空機に搭載されているAPU(補助電源装置)へ切り替えます。APUは燃料を消費して発電する小さなエンジンで、尾翼の下についています。地上電源(GPU)設備がない空港ではAPUのみ使用します。

尾翼の下の黒い穴がAPU

アッパーパネル(天井) の「APU」のスイッチを「START」まで回してから「ON」に戻します。ドローンカメラでAPU(尾翼の下)を眺めていると、APUが起動するシュイーーンという音を聞くことができます。

「APU」を「START」に回してから「ON」へ戻す

20秒ほどすると「APU GEN 1」と「APU GEN 2」「AVAIL(利用可能)」と表示されます。表示されたら両方クリックして「ON」にします。

しばらく待つと[AVAIL]と表示されるのでクリックして「ON」

APUが起動して発電できるようになれば、 地上電源(GPU) は不要になります。 アッパーパネル(天井) の「EXT PWR 1」と「EXT PWR 2」(外部電源)をOFF(AVAIL)にします。

外部電源は「OFF」にする

5.プッシュバックの前に・・・

 APUが起動したらエンジン始動の準備は完了です。プッシュバックを開始しますが、その前にやることが2つあります。

①燃料ポンプの開放

 燃料をエンジンへ供給するためのポンプを開けます。 アッパーパネル(天井) の赤枠の部分を全てONにします。※始動するエンジンごとにポンプを開放していくのが正しい手順の様ですが、ここではまとめてONにしています。

燃料ポンプを全て「ON」にしてエンジンへ燃料を送る

②ビーコンライトの点灯

 ビーコンライトは衝突防止だけではなく、エンジンが始動することを赤いランプで周りに知らせます。上側(LWR)は機体下部だけ、下側(BOTH)にすると機体上部、下部の両方を点灯させます。
ライトのスイッチは、左からビーコン、NAV(航行灯)、ストロボライト、ウイングライト、ロゴライトです。ライトの解説はこちらの記事をご覧ください。

左からビーコン、NAV、ストロボ、ウイング、ロゴライト
機体上部のビーコンライト
機体下部のビーコンライト

6.プッシュバック

 プッシュバックはATCウインドから指示しますが停止、方向変換のタイミングが難しいです。
このブログでも紹介している「Toolbar Pushback」を使うと便利です。

便利な「Toolbar Pushback」でプッシュバック開始

7.エンジン始動

 いよいよエンジン始動です。第4エンジンから順番に始動します。
アッパーパネル(天井) のエンジン「4」のスターターをクリックして引きます。

天井のスターターを「ON」にして

つづいてスロットルの下にあるエンジン「4」のスイッチをRUN(上)にします。

エンジンスイッチを「RUN」(上)へ

第4エンジンが回転を始めたら成功です。

第4エンジン(向かって左)が回転を始める

計器で第4エンジンの回転数が上昇していくのが分かります。

エンジンが始動すると回転数が上昇していく

同じ手順で第3,第2,第1エンジンも始動させます。アッパーパネルのスターターはエンジンが起動すると自動的に元の位置に戻ります。

8.APUを停止

 無事にエンジンが起動したら、 APU(補助電源装置) は停止します。 「APU」のスイッチをOFFにします。

[APU]を「OFF」

以上がB747-8のエンジン始動方法です。
手順がたくさんありますが、覚えてしまうと簡単です。


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