その美しさからアルプスの女王を呼ばれるアルプスの名峰「マッターホルン」を目指します。その他、ヨーロッパで標高が一番高い駅「ユングラヨッホ」や、首都ベルン、レマン湖を見学して、スイス第2の都市ジュネーブへ向かいます。
スイスの高原を南西へ
スイスの中部にあるチューリッヒを出発して、雪に覆われた高原を南西へ飛行します。スイスの北部、中部は高原が広がっていますが、南部にはイタリアとの国境近くにアルプス山脈が広がっています。
首都ベルン
スイスの首都ベルンへやってきました。私も訪れるまで知りませんでしたが、スイスの首都はチューリッヒでもなく、ジュネーブでもなく、ここベルンです。経済、文化はチューリッヒ、国際都市はジュネーブ、そしてベルンは政治の中心地です。
こちらは100年以上前の1893年に完成したベルン大聖堂です。ケルンの大聖堂と同じく、ゴシック建築の聖堂です。ベルン大聖堂があるベルンの旧市街は、中世の街並みが残っていて世界遺産に登録されています。
こちらは、国会議事堂と各省庁のオフィスがある「連邦議会議事堂」です。緑色のドーム型の屋根が特徴です。
アルプス山脈へ
首都ベルンから南へ向けて飛行し、アルプス山脈へ入っていきます。スイスの国土の約6割はアルプス山脈で、4000メートル級の山が多くあります。
ユングフラウヨッホ(ヨーロッパ最高峰の鉄道駅)
アルプス山脈一つ目の見どころは、ここ「ユングフラウヨッホ」です。標高3466メートルの山で、展望台や天文台があります。また、ヨーロッパで一番標高が高いユングフラウヨッホ駅と直結されていて、山登りをしなくても鉄道で行くことができます。
マッターホルンを目指して
ユングフラウヨッホから、さらに南へ飛行してマッターホルンを目指します。
雪に覆われた標高の高い山が連なっています。アルプス山脈の奥深くへ入っていきます。
マッターホルンが見えてきました。正面の三角形の尖がった山がマッターホルンです。
マッターホルンと麓の街ツェルマット
名峰マッターホルンです。標高4478メートル、アルプス山脈では6番目の高さですが、周囲の山脈から孤立してそびえる姿が美しく「アルプスの女王」と呼ばれています。
マッターホルンはドイツ語ですが、イタリアではチェルヴィーノ(鹿の角)と呼ばれています。山頂にはスイスとイタリアの国境線が通っています。
マッターホルンの麓にある「ツェルマット」という町です。マッターホルン観光の起点となる町で、ホテルやレストラン、スケートリンクなどがあります。この町からは朝焼け、夕焼けに染まるマッターホルンを見ることができるそうです。
ツェルマットからはロープウェイで、標高の高い山に一気に登ることができます。登山の経験、装備が無くても、富士山よりも標高の高い山に登ることができます。
ゴルナーグラート駅(絶景の駅)
マッターホルンと氷河の絶景を目前に見ることができる「ゴルナーグラート駅」です。ツェルマットからの登山鉄道がつながっていて40分ほどで到着します。
先ほど紹介したユングフラウヨッホ駅は、ヨーロッパで一番標高が高い駅ですが、ゴルナーグラート駅は一番標高が高い地上駅です。
レマン湖
マッターホルンの麓の町、ツェルマットでもう少しアルプスの絶景を楽しみたかったのですが、あいにくツェルマット近郊には空港がありません。旅の予定も遅れているので、ジュネーブを目指して北西へ飛行します。大きな湖が見えてきました。レマン湖です。
レマン湖はスイスとフランスにまたがる美しい湖で、湖と湖畔の美しさに惚れ込んだ喜劇王チャップリン、オードリー・ヘップバーン、フレディ・マーキュリーなどの著名人が滞在していたことでも知られます。こちらはレマン湖畔に建つ「シヨン城」です。スイスを代表する古城ですが、牢獄や武器庫としても使われていました。
国際都市ジュネーブ
今日の目的地、レマン湖の南西岸に広がる国際都市、ジュネーブへ到着しました。世界保健機構(WHO)、国際労働機関(ILO)など、多くの国際機関の本部が置かれる国際都市です。
ジュネーブ国際空港へ着陸
「ジュネーブ国際空港」へ着陸します。
スイスで2番目に大きな空港ですが、長距離路線は少なく、ヨーロッパの各都市とを結ぶ便が多いようです。
次回は、再び北欧のノルウェーへ向かいます。
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